秋の森の自然楽校 2013.112013.11.02

11月2日~3日 11月の秋の森の自然楽校を行いました!
今回は小学校1年生~6年生までの26名が参加してくれました。
さらに中学生ボランティア6名、高校生ボランティア1名、大学生以上のスタッフ6名が秋の赤城山で一緒に過ごしました。

2日間の赤城山は天気も良く、この季節の赤城山の大沼付近としてはとても暖かい、過ごしやすい陽気でした。
もうとてつもなく寒いのだろうな...と警戒して暖かい服をたくさん持って大荷物で出かけた僕でしたが、日中は暑く感じるくらいでした。
とはいえ、夜と朝のは冷え込みましたので暖かい服装を持って行って正解でした!


紅葉の様子は大沼周辺は少し遅かったくらいでしたが、周辺の山は綺麗に色づき、秋の景色がとてもきれいでした。
大沼周辺は色とりどりな紅葉の絨毯が敷き詰められていて歩くたびにカサカサと葉のこすれ合う音が鳴ります。それが楽しくて足で葉っぱを蹴りながらみんなで周辺の散歩を楽しみました。


落ち葉の絨毯はとてもふわふわしていて気持ちが良いです。
森の落ち葉は何重にも重なっていて土がなかなか見えません。そこに座ってみたり寝転んでみたりして落ち葉の絨毯の柔らかさを楽しんでいる子もたくさんいました。

この2日間の大沼は前回、前々回と比べると水の量が増えており、前回は湖畔の砂利で遊ぶことができた場所が今回は完全に水の底になっていました。
なので湖畔に降りることができる場所がわずかになっていて、前回、前々回と参加していたスタッフも驚いていました。
「前に来たときはあの木は湖畔をふさぐような感じだったんだよ」とその時の様子を子どもに話ながら、水に浸かっている木の横を歩いていました。

今回の夜のお散歩は月が新月に近いこともあり、本当に真っ暗な中での散歩になりました。
前回、前々回にもない暗さで、至近距離でもお互いの顔があるのはわかるけどそれが誰かまでは認識しにくいくらいでした。
そんな中、森を歩くと遠くからは鹿の鳴き声、遠くで鳥が羽ばたく音が聞こえ、夜の森で動物たちが活動している様子が音として聞こえました。
この日は風の音一つなく、本当に静かな夜でしたので、夜の森の音を聞くにはとても良い条件でした。
最初は全く見えなかった星も、上空は強い風が吹いていたようですこしずつ星が見えるようになってきて、最終的にはとても綺麗な星空をみることができました。
このとき広場で「カードの色当て」のゲームをしました。
このゲームは、各自配られたカードが初は何の虫の形をしているか、を当てます。
そのあと、その虫は何色かを当てて、同じ色のカードを持っている友達を探す、というゲームです。
カードの虫の形はわかりますが、色はよく見ても暗い中なのでよくわかりません。
最初は「白」と「黒」の2色のチームに分かれました。
そのあと、「カメラのシャッターを一瞬だけ光らせるから自分のカードが何色なのか良く見てごらん」と、一瞬だけのストロボの光を頼りに自分のカードの色を判別しました。
最初は白と黒だけだったチームが、白と黒の他に緑や黄色、赤などの色であることがわかり、さまざまなチームに分かれました。
真っ暗な中では色の班別がほとんどできず、白か黒の2色の世界でした。しかし実際には、白か黒に見えていたのものは黄色、緑、赤などの色でした。
「白だと思ったけど黄色だったよ!」「黒く見えたのに緑色だった!」と、子どもたちが教えてくれます。
夜行性の動物の多くは白か黒の2トーンの色をしているそうです。夜、行動する動物はそれ以外の色を持つ必要がなかったのかもしれません。
そんなことを実感できるゲームでした。


大盛況の中、今年度の秋の森の自然楽校は無事3回を終えました。
参加してくれたみなさん、保護者のみなさん、本当にありがとうございました。
また、みんなに会えるのを楽しみにしています!

(ヨシキ)

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