夏の分校キャンプ Part38月17日(水)-18日(木)

天候 晴れ  気温20℃前後  絶好のキャンプ日和

  小学生4~6年生 15名+中学生ボランティア1名 参加
 天候 晴れ  気温20℃前後  絶好のキャンプ日和でした。

  到着後すぐに机とイスを校庭に並べて青空食堂でお弁当。
  食べ残しなしの幸先いいスタートです。

 早速、寝袋を干して、テントを張り、タープを張って一仕事するとフリータイム。
 トンボ捕りやと裏山への森探索。一通り遊び飽きると、いよいよ各班ごとの、
 火起し体験に始まります。初めての参加者が多かったせいか悪戦苦闘してました。
 練習は上手くいった男子グループは本番で手こずり、夕飯準備を含め、2時間以上、
 諦めずにチャレンジしました。 日暮れ間近からは、山特有の冷気が立ちこめ、
 最初の火種すら起きてくれず、ましてや太い薪までは中々燃え移らずで、結果、全敗。

  (この悔しさが翌朝の日の出前からの自主的火起しに全員参加を促し、
   約1000回の使用に耐えうる着火道具を2つも潰すほどでした。)

 前回、好評のバーガーシリーズと焼きそばの簡易型夕食を済ませて、すっかり
 暗くなった覚満淵へとナイトハイクに出かけました。静かな池のほとり。 静寂。
 木道に寝そべって星空を眺める。 こういう時は意外にみんな静か。 細心の注意
 を払って、夜の散歩を体感する。
 
 校庭にもどり、夏のキャンプの終わりの儀式(写真 参考)。
 ふりかえりのあと、もう一度、シカを求めて自由参加の観察会。懲りません。
 夜中に響くシカの鳴き声。 まだ、みんなでは近づけない。
 名残惜しそうに 寝袋のなかに促すも しぶしぶ就寝。

 だが。

 早い子は3時に起きて(衝動的に)クワガタを探す始末。男の子のグループです。
 つられて始まるガールズトーク。深夜に森じゅうに響く笑い声。そして、鳥居峠の
 あたりがぼんやり明るくなりだした頃には、なんのためだか、火起こしが始まって
 ました。

  寝てません。

 結局、朝陽を浴びすぎてのダウン。早めの朝食後、フリータイムにして女子は
 図書室で仮眠。 男子はそのままケードロ。ふらふらになりながら。
 時間を惜しむかのように。

 フィールドビンゴで森の観察会をしたあと、昼食を食べに、大沼湖畔まで散歩。
 途中の小川で沢蟹探しをして、青木旅館のおいしいおにぎり弁当はみんな完食。

 午後はかたづけ。 特にテントのパッキングは、ほんとに大変です。
 協力して、よく畳み、なかの空気を抜かないと小さくなりません。小さくしないと、
 チャックが閉まらない。 無理やり閉めるには、子どもの力では難しい。

 手伝うのは簡単。口を出すのは尚簡単。
 
 使ったものは片付ける。次の人のために。きれいに。

 やまもりぐんまでは自主性に委ねます。
 それと協調性を重んじております。

 今の子でも、たとえ4年生の小さな子たちでも、自分でテントを張り、杭を打ち、
 使用し、片付けまで可能です。 そうお願いしてます。 中学生のボランティアが
 見かねて手伝いますが、基本的に、終わるまで時間をたっぷりかけます。

 みんなでやればなんでもおもしろい。 の、ハズ。
 
 すべて経験させないと、たんなる体験で終わってしまう。

 自分でやれたから誇れることがあり、少しのステップで自尊心が培える。

 
 キャンプの醍醐味はこんなところなんじゃないでしょうか。

 是非、親子でやってみてください。お子さんは火起こしだけは一人前です。

                                   K
 

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