夏の分校キャンプ Part27月30(土)-31(日)

 総勢24名参加。 暗雲立ち昇る中 キャンプが始まる。  

 みんなで張ったタープの下で夕飯を食べ終えるとともにドシャ降りの雨。
 それからずっと、天候には恵まれず。

 総勢24名参加。 恒例の火起こし体験は湿気十分の赤城の山頂付近では
いずれの班も悪戦苦闘。 かろうじて成功した二班の竈を使って、初チャレンジの
アメリカンスタイルの夜食となりました。

 チーズハンバーガー&ホットドッグ コンソメスープ付

 感想はお子さんにお聞きください。炭火の網の上で肉汁が溢れ出る。
さらにチーズをのせてとろけた頃にバンズに挿む。ただそれだけなんでですが、
スタッフ用のパティがなくなるほど好評でした。視覚のインパクトと置かれた環境
だけで十分味わい深いです。(今後、定番に入るとおもいます。)

 さて、メインのナイトハイクは天候不順のため、中止せざるをえませんでしたが
そこは分校キャンプ。 立派な体育館が使い放題です。半分はテント幕営で使え
ませんが、もう半分で、雨天プログラムがを行いました。

 そして、子どもたちからの提案で、特例の肝試しを敢行
 二人一組で一つのライトを持ち、体育館スタートで夜の分校校舎に与えられた
ミッションを遂行すべく(自由参加のわりには全員参加)勇敢に暗闇に突入して
いきました。

 夜の校舎。                             ≪非日常≫
 暗闇に響く悲鳴。                          ≪恐怖≫
 順番を待つ怯える子どもたち。                  ≪不安≫

 それでも、やりたい。                       ≪好奇心≫

 一度、トライして、渡り廊下で引き返し、悔しくてもう一度最後尾に並ぶ。
リベンジするが校舎の二階にあがる階段が子どもたちにはキツイ。早々リタイア
する草食系男子を尻目に最年少4年生女子ペア、よく頑張りました。

 はっきり言って、大人でも怖い。

 それを克服しようと、一歩足を出す原動力は何なのでしょう? 
暗闇から戻り、みんなの待つ明るい体育館。そこで見せる安堵の表情。
浮かぶ恐怖と達成感の背反。

 おそらく、ナイトハイクと通じるのですが、この本当の暗闇を経験する
ということが、視覚にたよりがちな身体感覚を活性化させて、五感をフルに
活動させる。特に皮膚感覚。触覚を敏感にさせ、しいてはあの独特の寒気
を呼び起こすのかもしれません。(推測ですが。)

 動物本来がもつ感覚
 これは、自然に分け入るには最低条件であり
 自然に対して畏敬や畏怖の念をもつには絶対条件です。

 なんだかわからない(怖い)けどそれが何か知りたい。      ≪知識欲≫

 今回は、期せずして、肝試しが好評でした。
 子どもからのアンケートは、
 やりたいこと  肝試し。
 楽しかったこと 肝試し。 です。
 
 全天候型。赤城分校キャンプ。雨でも子どもは走りっぱなし。
 夏休みの思い出には少々、濃厚な夜もありました。


         <夜半に雷が鳴り響き、深夜3時には大きな地震がありと、
       ご家族の方はさぞ気を揉まれたかと思いますが、子どもたち
       にはなんともなかった模様です。明らかに天候の悪い状況では、
       プログラムは基本的にインドアでの形を取ります。今回の雨量と
       夏にしては少し冷え込んだ環境では、子どもの体温調整が追い
       つきません。 基本的に子どもたちのみでの就寝ですので、
       安全を第一に考えます>



 体育館の中でテントにシュラフ。
 初めての子にはやさしい初級編。慣れてくれば、悪天候の中でも雨音を
 楽しむぐらいの夜も迎えられると思います。
               
                               K

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